ゆとりの逆襲

時事ニュース初心者でも、読みやすいブログを目指して邁進中。

愛情ばらまきキャンペーン、しません?

 普段は温厚な性格なのですが、時々、激情に駆られるときがある。

 

 それはストレスが溜まったとき、言われ続けた言葉が自分を蝕んでるを理解できてなかったとき、それらが相まって感情がコントロールできないときにそれは起こる。

 

 たとえば、廊下のガラスを全割したくなったりするけど、そんな度胸もないし、一応キレても理性だけは残ってる。

 

 実際にすることは、テレビのリモコンを床に叩きつけたり、廊下に干してたタオルを全部2階から落としたり、そんな可愛いことしかできないけど、事後に物凄く自己嫌悪して、部屋に閉じこもって、誰とも話したくなくなる。

 

 自分は完璧とは言えないけど、まあまあな家庭に生まれて、ほどほどに育ってきて、環境が最悪とは呼べないものだからこれで済むのかもしれないけど、「キレやすい」と言われ続けた世代だからこそ、キレた子たちを「ああ、怖い。やだわ、今の子って」って言う親世代には疑問を感じる。キレてしまう子どもの気持ちの方が、よっぽどよく分かる。

 こんな機械的な世の中だから、愛情を感じることも薄いし、誰かにハグして貰ったり、厳しいだけじゃなくて優しい言葉を親から貰いたいんだと思う。キレてしまう子にはそれなりの理由がある訳で、それを「最近の子はなんたらかんたら」って他人事のように言うのはちょっと違う。

 理解、しないといけないんだと思う。

 

 私がキレやすいから、おめー理解しろよ、オラ!って言ってる訳じゃないけど。

 

 人として、愛をもっと振りまきたいと思う。

 人に道を譲ったり、近所の人に挨拶したり、職場の人に笑顔で挨拶したり、エレベーターで「開」ボタンを押して最後に出たり、全く知らないおばあちゃんと天気のお話を楽しんだり。

 そういう当たり前のことがとても大事で、愛情ばらまきキャンペーンだと私は言ってる。(自分の心の中でね)

 

 子育て支援金ばらまきは、一回ばらまいた分還ってきてる気はしないけど、愛情のばらまきはいつか違う形で自分に還ってくるものだと思ってる。貰ったものを誰かにあげて、あげたものが全く違う形で還ってきて、時々良かれと思ってやったことが無駄になるように感じるときもあるけど、それもこれもいつかは自分の元に還ってくる。そうして、また誰かをちょっとだけ幸せにできる力を貰えるのだ。それって、なんだかとても素敵なことだと私は思う。