ゆとりの逆襲

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テロとの戦いは、いつ終わるのか。

泥沼にハマりつつある西側諸国

最近迷走気味のイギリスも空爆への参加を表明してしまいましたし、フランスはロシアと手を組みだした。

イギリスも空爆を更に広げます!って手を挙げる始末。

あ、でも、イタリアはあまりニュースにもならないよね。何してるの?

 

空爆という手段は、あまり第二次世界大戦と変わらないような気がする。地上部隊を出して、自国民に被害を出したくない気持ちは分かるけど、空爆なんてやってるから、泥沼は終わらないんだとも思う。

 

空爆するのが泥沼だと思うのは、

空爆(誤爆も含む) →西側への怒り増幅→報復(という名のただのテロ=犯罪)→空爆強化という泥沼から抜け出せないことが想定されるから。

人を見て撃つのを正当化したい訳じゃないけど、人を撃つのだったら、あまり誤射は防げると思うんだけどな。

 

テロと話し合えなんて、そんな平和ボケたことは思っちゃいないけど、たぶん、空爆するだけでは何の意味もないんじゃないか。そもそも、テロが起きる背景にある、自国の揺らぎを解消しない限り、テロはまた起きる。フランスは特にそうだけど、欧州は人種差別がアメリカより酷い気がする。パリに旅行に行くと、素敵な街並みの中に中東系の移民、アジア系の移民たちが傘を売ったり、お花を売ったりしている光景に戸惑う。フランスには結構な数のストリートチルドレンがいるけど、ストリートチルドレンの中に白人の子を見たことはない。パリの街中にフランス人じゃない住民はたくさんいるけど、みんな裕福な生活をしているとは到底思えない。

イギリスに留学していたときは、たまに英語を碌に喋られないことで「虫以下じゃね?」っていう差別よりもひどい扱いをする人に会うことがあった。フランスも同じじゃないかな。たまに、「白人じゃない」だけで物珍しい、異種だと扱う人がいる。「白人じゃない」だけで、仕事がもらえない人がたくさんいるんじゃないかと、思ってる。その中から、不満の渦がひとつひとつ合わさって、大きな爆発になってしまうんじゃないかと。

 

何してるのかさっぱりなオバマさん

オバマ大統領って、『ヘタリア』の中のアメリカさんそのものかも。アメリカさんから「正義の鉄槌」っていう唯一の武器を取った、ただのヘタレアメリカ、略してヘタリカというか。

ブッシュ政権のときに武力を持って余計なことまでしたアメリカが、ノーベル平和賞なるクソ賞を手に入れてしまったオバマが軍事的なことはしません!ってしてから、テロリストたちの活動も活発化してしまった。

皮肉にも、このアメリカの件で武力は抑止力になりうる。ってことが証明されてしまったんだけど、それには9条信者たちは一切触れない。うん、まあそうだよね。人間、自分の都合のいい情報だけ頭に入るものだもの。

オバマはブラックベリーばっかり触ってるって話題になってるけど、携帯ばっかり見る人ってやっぱりアレだよね。コミュ障……。

 で、オバマさんは見事なスピーチ以外、何してるの? てか、スピーチもスピーチライターがいるんだろうし、安倍さんと会っても、パククネさんと会っても、誰と会っても良い顔するオバマさん。うーん、あの営業スマイルが鼻につく。だからさ、彼は一体何をしているの?

すっげー微妙なタイミングで、中東に置いていたアメリカ軍を引き上げた。それで出来たISILと、中東情勢はこじれにこじれたんだよね……。

 

結局、他国には過度に干渉するべきではない

外交戦略は、人間関係と同じかもしれない。要請があったときだけ思案して、自分にはできないと思えばその要請を蹴ることも大事。

ブッシュはその辺を間違えて、過度に干渉しすぎてしまったんだと思う。自国の利益(石油)を追いすぎたともいう。そして、オバマも引き際っていうものを完全に間違った。結局、自国のことしか考えてないからおかしなことになるんです。

 

オバマがヘタレな今、他国に干渉しまくっているのは中国と、日本謝れと慰安婦しか言えない韓国、そしてアサド政権を支持します、空爆しますと高らかに宣言したおそロシア。ロシアよ、おめーは他国にごちゃごちゃ言いすぎだよ。プーチンなんか、ロシアなんかどうせ温かい土地が欲しいんだろ? え? 何?黒海の向こうでも狙ってんの? 戦後から一歩も成長してない国、ロシアだよ。ロシアなんておそロシアじゃない、古い考えから思考が凍りまくってる、古ロシアでしかない。今の時代に土地が欲しいなんて馬鹿なこというなっての。

 

ヘタな干渉は新たな火種を生むだけ、何にもならない。結局非難されるのは自分たちなんだから、干渉すべき点だけしっかりと押さえていればいいのに、曇りにくもった目、自国の利益だけで世界をみるから、世の指導者たちは選択を間違えてしまうんだろうな。

 

テロとの戦いはいつ終わるのか

テロとの戦いは未来永劫終わらないんじゃないか、と常々思う。国と国との戦いなら、和平交渉したり、勝ち負けもはっきりするし、最近どっちが勝った、負けたのはっきりした戦争ってなかったから、戦争自体も終わらない、もしくは長期化するものに変貌していっているのかもしれない。近年、サイバー攻撃という新たな戦争も加わって、もっともっと戦争というものが単なる勝ち負けではない、複雑なものになっていくのだと感じている。

テロとの戦いが終わらない、という理由はもうひとつあって、ISILがただの傭兵部隊だということだ。お金をもらって戦争をしている。人殺しが彼らの生活の一部になってしまっている。つまりは傭兵だ。アメリカへの憎しみとか、それもあるにはあるけど、根本にはお金というのがあって、金さえ積まれれば戦争をするという連中が一定数いるということだ。だから、ISILという組織を破壊させても、またすぐに別の組織が出てくるのではないか、と思わざるを得ない。そうなると、新しい組織との戦いが延々と続くだけだ。ISILを破壊しても、次、その次、またまたその次と、ただただ世界の国々が疲弊していくだけで、もしかしたらいずれアメリカという国がなくなるという事態にまで行きつくかもしれない。ISILとの戦いは終わっても、テロとの戦いは終わらない、そう思えてならないのだ。