ゆとりの逆襲

時事ニュース初心者でも、読みやすいブログを目指して邁進中。

僕達に誰かを変えることなんて出来ない。 ―悩み事を聞くとき、言うときの作法のはなし―

前書き

 なんかラノベのクソ寒いタイトルみたいな長々としたタイトルをつけてしまいましたが、要は「人を変えるなんて出来ると思うんじゃねー」ということ。誰かを変えるなんて大それたことは、自分の家族、友人、恋人ですらできっこないものなんだと思う。そもそも本人が変わりたくないって思ってるのに、話を聞いたってアドバイスしたって、何にもなりゃしない。

 

 前に友人と話したこととか、自分が友人関係でトラブったこととか、そういうことを盛り込んで消化して私なりの記事を作ってみようと思う。

 

「友達だから」何とかしてあげたい?

 よく相談事をする人には、変わりたい、変えたいって苦しんでる人ってあまりいないと思う。大抵が話を聞いてほしい、同情してほしい、同意してほしい、そんなところ。人に相談するってことは、自分の重みを誰かにぶつけることだと思うし、友達だからって0から100までお世話をしてあげないといけない訳じゃない。世間では「友情美しい!!!」なんていって、友達だから悩みも共有する、友達だからずっとLineする、友達だから毎日会う……友達だから毎日連絡取り合う……それでうまくいく関係ならいいけど、普通はもうここまでくると「友達だから」が重たくなってくるように思う。

 それに、時々いるんだよね。「友達だから何やってもいい」って思ってるんじゃないかって言う人。

 そりゃもちろん、友達はある程度は助け合った方がいいんじゃないかと思うんだけど、ある程度を越えたらそこは専門機関・専門のカウンセラーにお願いしますってなる。だからさ、「友達だから」何とかしてあげようっていうのは

 何とかしない方が上手く行く場合もあるし、他人のことを何とかしたいって思うことこそ傲慢で、ある意味間違いなんだよって……昔の私に言ってあげたい。

「友達だから」に共通して言えることは、「家族だから」「恋人だから」も同じだね。

 

悩み相談を受けたときに、自分が誰かにできること

 悩み相談を受けたときに、自分が誰かにできることはただ一つ。「良い言葉だけを、相手が欲しい言葉だけを言わないでおくこと」

 悩み事を聞いたときに、「こうしたらいいんじゃないの」って思うこともあるんだけど、それって言って良い時と人と場面は絶対あると思うんだよね。「こうしたら…」っていうアドバイスを言うことでお節介になるときもあるし、言ったところで本人に変えたい意思がないと意味もないしで、アドバイスすることって時には偽善になる。

 

悩み事をいう時の作法

 あとね、悩みばっかり言う人と友達になるもんじゃないと思う。普通は悩みなんて自分で解決するものであって、他人と共有するものじゃない。悩みを全て誰にも言うなって訳じゃないけど、普通に考えて、いつまでも、うじうじうじうじ、じめっとした友達なんて誰も欲しがらないでしょうに。悩み事を言って、愚痴を言っても、「ごめんね!聞いてくれてありがとう!」って言ってくれると、ああ聞いて良かったんだなあって思えるけど、なーんにも言われなかったら、ただ辛い時を一緒に過ごしただけだったんだなって気分になる。友達に会って、楽しい時間を過ごしたいと思ったのに、どよーんとして帰ってくる羽目になる。そんなの楽しくないよね。

 私の場合、悩んでるときに、そっとしておいてくれる友達が一番長続きするって最近思えるようになった。「ねえ? 悩みとかあるの!? 何々!? 聞くよー!」っていう子は怪しい……。人の不幸はなんとやら、世の中にはそんな言葉もあるっていうし。