ゆとりの逆襲

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映画Annieを見て――キャメロンディアスに学ぶ仕事術

 勿論といっても良いが、私は女優になったこともないし、キャメロンディアスのことは『メリーに首ったけ』『チャーリーズエンジェル』、最近では『モネゲーム』でしか知らない。

 これから言うことはもしかしたら想像の域を出ないかもしれないけれど、まあ或る人間の呟きだと思って聞いてほしい。

 

 キャメロンディアスは演技がうまい!凄い!天才!というキャラではないらしい。欧米通の日本人の言うことなので、信憑性は結構薄いが。どちらかと言うと映画界のマドンナ的な、可愛い!綺麗!素敵!と持てはやされた、アイドルとマドンナの間ぐらいの存在のよう。

 アニーでは、かつてのアイドル扱いのキャラから一転、完全なる悪の親玉その2である。飲んだくれのどうしようもないオバサンを演じているのだ。これは、かつてのキャメロンディアスファンもびっくりの、ぐでんぐでんっぷりだ。英語で言うとanti-heroで純然たる汚れ役。酔っ払いダンスは見ものというよりは、逆にセクシーに感じてしまう。熟女のじゅくじゅく具合? あ、別にエロいこと言おうとしてないんだけど……なんだか……うん。まあそんなことは置いといて……。

 

 外国でもそうだろうけど、日本の女優さんには綺麗な役どころしかしていない人がいる。そういう人に限って、あんまり上手くないのにお高く止まっている。英語が結構マジで下手なのに、「下手でごめんねっ」って欧米人に言えない私のように残念な感じだ……。

 プライドは、多くの場で人生の足かせになる。キャメロンディアスは、自分のプライドを清水の舞台から投げ捨てたんではなかろうか……。(日本語がものすごくオカシイけど、気にしない!)

 

 この前、サワコの朝に出てた美輪さんが言っていた。

「芸能界はね、そんなに甘くないのよ。いろんな要求に応えていったから、他のところでも呼んでもらえるの」

 ちょっとニュアンスは違うかもしれないけど、まあそんなこと。美輪さんも今一本だけ地上波のバラエティに出てるけど、これも関係あんのかな。

 好きなことだけしてれば良いっていう、甘いだけで胸やけがしそうな本が巷に溢れている。努力もしないのに、Let it go。楽に生きていきたい、好きなことで食べたい、そんな欲をみんなが持っていたら、社会は崩壊してしまう。誰もが、自分の役割を冷静に見極めなければならないのである。嫌いなことをしろって訳じゃないんだけど、地味な努力も時には必要だよ? まあ、これは私自身にもしっかりと言い聞かせなきゃならないんだけどね。

 まずは、必要とされる人間になること。それが現実になると、自分の好きな仕事も少しは回ってくるんじゃないのかな? そう思いたいね。

 

 汚れ役……か。 

芸能界なんて一般人にはあまり関わりにもなれない世界だが、これは自分のことに置き換えることもできる。

例えば会社で、「やってくれ」と言われたことは率先してやったり、会社のためになりそうな資格を取ったりすることにも当てはまると思う。要求に応えることで、誰かの役に立てるなら……これからも仕事が貰えるなら、ちょっとやりたくないかもしれない面倒なことでもやり遂げる価値がある。

 

 人のことは偉そうに言えるけど、自分のこととなるとまた難しい。

たまには、嫌われたとしても恥かいたとしても、求められる役割をこなさないといけないのかもね。

 映画を最後まで見ると、ヨゴレでも、さすがキャメロンディアス!って思えるんだけどね。