ゆとりの逆襲

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日本の親は子どもを馬鹿にし、過保護になる。それは罪で、時には刃に変わりうる。

 昔、ちょろっと留学してるときに、家族にI love youと言い合ってるユダヤ系の女の子が羨ましくて仕方なかった。

 日本の親は、子どもを褒めない。馬鹿にする。「馬鹿」って子どもに平気で言う。それが愛情だとうちの親は言った。いいや違うと私は思う。バカって言われて、喜ぶ子どもなんてどこにいるのだろうか。

 

 子どもを馬鹿にするのは良くないと思う。それは、子どもの自尊心が失われてしまうから。言われた子どもは、自分ではない他の誰かを馬鹿だと思うことでしか、自分が救われる方法はない。

(それが今の私かもしれない)

 

 私の片親は、時々笑いながら私を傷つける一言を放つ。

 

「あんたを雇ってくれるなんて会社は良い会社だね」

「あんたがそんなだから、〇〇さんに嫌われたんじゃないの」

 

 最近言われたトラウマを削るひとことがこの二つ。

 

 うちの家庭って、世間的に見ても、結構一般的な家庭だと思う。でも、親にどこか期待してる自分が情けなくなる瞬間が時々ある。

 期待するのは自分にだけ、それはいつも常日頃から心の片隅に留めておいてある言葉だけど、それでも親にだけは心を許してしまう。許したっていいんじゃないか。そう思うけど、思えないのがうちの親。

 

 あなたの親はどうですか? あなたは、自分の子どもにどう接していますか?

 子どもって親の一言をずっと引きずる場合が多い。大人になった今ではもう諦めがあるけど、子どもの頃から言われ続けた「役立たず」「親不孝」という言葉は、未だに私の心の中をぐるぐる廻り続けている。

 

 近頃は親が嫌いだと公言する人も増えた。親と絶縁するという人も結構いる。気持ちは分かる。けど、私はグレーでいたい。いつかこの家を出る。それは決めているけど、絶縁するとは思わない。片親のことはあまり好きではない。でも、嫌いでもない。愛しているかといわれたら、うんと手放しには言えない。

 

 とある知り合いの人(Aさん)が、近頃親が家事が困難なほど衰えたらしい。そこで、その人は、「俺は面倒をみない」と言ったらしい。そこには「俺には妻と子もいる。親の面倒を全て診きれない。妻が出来る範囲のことしかできない」という意味合いがあったんだと思うが、親はショックを受けた。

 その親は、かなり「その知り合いのAさん」に甘かったそうだ。親が過保護だと子どもは面倒をみない。過保護というのは本当の愛情ではないからだ。愛情がないとは言わない。だけど、どこかで歪んだ愛情だとも思う。

 

 私の親も過保護であった。過保護で、何から何までやってくれた。そして、私は親が言う「何もできない人間」になった。